STマイクロエレクトロニクスは、「オートモーティブワールド 2018」(2018年1月17日~19日、東京ビッグサイト)にブースを構え(ブース番号:E43-47)、 イスラエルValens社と一緒に、低レイテンシーでメディアデータをやり取りする車内有線通信システムのデモンストレーションを行った。このデモンストレーションは先週に米ラスベガスで開催の「CES 2018」でも実施されたもので(ニュースリリース)、日本国内では初公開となる。

デモシステム。日経テクノロジーオンラインが撮影。
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デモシステムのブロック図。STマイクロのパネル。
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 デモでは、伊仏合弁STMicroelectronics社のIC、Valensの通信用IC、さらに独Cinemo社のカー・ナビゲーション・システム/車載インフォテインメント・システム用ミドルウエアなどが使われている。このうち、低レイテンシーの有線通信の実現の要となっているのが、Valensの通信用IC「VA6000」である。同社が開発した「HDBaseT」と呼ぶ方式で有線通信するICで(関連記事1)、すでに独Daimler社などが採用を決めている。また、日本の自動車メーカーやTier 1でも評価が進められているという。

 Vanese Japanの近藤文彦氏(オートモーティブ・アカウントマネージャ)によれば、VA6000を使うHDBaseT方式ならば、軽量のUTP(非シールドより対線)ケーブルで10μsの低レイテンシーで15m離れたノードと2Gビット/秒で通信できる。「レイテンシーが小さいので同期の仕組みが不要。また、同じUTPを使うBroadR-Reachでは100BASE-T対応にとどまるが、HDBaseTならば1000BASE-Tに対応できる」(同氏)。

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