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図1 台車枠に入った亀裂
軸ばねの取り付け部に近い。出所:JR西日本

 2017年12月11日に発生した新幹線の台車に亀裂などが発見されたトラブルで、台車枠に長さ140mmもの亀裂が入っていたことが分かった(図1)。車両を保有する西日本旅客鉄道(JR西日本)が明らかにした(ニュースリリース)。

 このトラブルは、博多発東京行きの「のぞみ34号」(N700系16両編成)で異臭や異音がし、名古屋駅で調査したところ13号車の台車枠に亀裂などが確認されたたため運転を取りやめたというもの(関連記事)。

 JR西日本によると、当該台車は「ウイング式」と呼ぶ台車で2007年に製造された。台車枠の材質は溶接構造用圧延鋼材「SM490Y」で、亀裂が認められた「側バリ」と呼ぶ部分は、高さ170mm、幅160mm、板厚8mmの箱形構造をしている。進行方向に向かって左の側バリの一部に、下から上に向かって長さ140mmの亀裂が入っていたという(図2)。つまり、あと30mmで破断に至るところだった。また、ギアボックス(歯車箱)および、モーターとギアボックスをつなぐ「継手」に認められた油の付着や、継手の一部の変色についても写真を公開した(図3)。

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図2 台車の構造と亀裂発生箇所
出所:JR西日本
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図3 油の付着や変色の様子
出所:JR西日本

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