SUBARU(スバル)は、2017年度(2017年4月~2018年3月)の世界販売計画を下方修正した。2017年11月6日に開催した2017年度上期決算の会見で、同社社長の吉永泰之氏は、期初の計画より3万8000台少ない106万8000台に引き下げたと発表した(図1)。

図1 スバル社長の吉永泰之氏
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 世界販売計画を下方修正した要因は、米国と中国の販売減少である。米国では当初計画より2万台少ない66万8000台に、中国では同1万2000台少ない3万台にとどまると見る(図2)。

図2 下方修正した世界販売計画
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 主力市場の米国では、セダンなどの乗用車からSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)やピックアップトラックなどのライトトラックへの需要のシフトが加速し、販売競争が激化している。そのため、乗用車だけでなくライトトラックについても、販売店に支払うインセンティブ(販売奨励金)が増加傾向にある。車両1台当たりの同社のインセンティブは業界平均の1/3程度だが、それでも2017年度上期は前年同期に比べて600ドル増えた。

 こうした状況に対して吉永氏は、「通期の販売計画を達成するためにインセンティブを積み増すのではなく、販売計画を下方修正することにした」と言う。ただし2019年度には北米で、3列シートの新型SUV「アセント」を発売する。「月間5000台以上の販売を達成できる」(吉永氏)とみており、同車で巻き返しを狙う。

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