スマートフォンに代表される中国製エレクトロニクス機器を開けると、今や多くのデバイスモジュールが中国製だと言う。中国製が幅を利かせていないものは、CPU、フラッシュメモリー、ベースバンドプロセッサー、無線フロントエンド、一部のMEMSセンサーなどではないだろうか。言い換えれば、これらのデバイスモジュールに関して中国は輸入超過が巨大であり、したがって中国政府は半導体産業の育成に躍起である。政府資金によってものすごい勢いで進む中国でのフラッシュメモリー事業の立ち上げは、その象徴であろう。

 その勢いはMEMSセンサーにも及んでいる(関連記事1「IoT社会に向けて上海でもMEMSの研究開発・事業化に活気」)。著者は、蘇州で2017年10月25~26日に開催された展示会「CHInano」(図1)の構成会議である「International Conference on Commercialization of Transducer & MEMS 2017」にCo-Chair(副議長)として出席し、その最新状況を垣間見た。この勢いのドライビングフォースは、成長を続ける巨大な国内市場、中国政府のバックアップ、および中国語を母国語とする人のネットワークとその中でも海外で実績を積んだ人の存在にある。

図1 「CHInano 2017 Conference & Expo」のオープニング
蘇州副市長をはじめ要人が出席した。著者が撮影

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