来日した米Lattice Semiconductor社のGlen Hawk氏(Chief Operating Officer)は、2017年11月6日に報道機関向け会見を行った。中国系でシリコンバレーに本社を持つ投資会社「米Canyon Bridge Capital Partners社」への身売りが中止となり、趨勢(すうせい)が注目されていた同社だが、「新たな事業の柱が見つかった」とHawk氏は極めて前向きに話をした。

Glen Hawk氏。日経テクノロジーオンラインが撮影。
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 CanyonがLatticeを買収することで両社間で合意が成立したという発表は、昨年(2016年)の11月にあった(関連記事1)。ところが、中国への半導体関連技術の流出を恐れる米国政府からの承認がなかなか得られず、Canyonへの売却は2017年9月に中止せざるを得なくなった(関連記事2)。売却合意で跳ね上がったLatticeの株価は、売却が実施されないことから徐々に下がっていった。しかし、中止決定の9月に底値を付けた後で、株価は上昇基調に転じている。

 株価上昇に効いたものの1つが、Hawk氏が今回紹介した、今後の事業方針だろう。「1年前の売却合意のあと、今後、会社をどうするか真剣に検討してきた。売却がなくなりこれまで通り公開企業として運営することになったが、1年間の検討によって、会社の方向性が明確になった」(同氏)。

用途別の売上高の推移。今後、エッジコンピューティング(図中では青色のグラフ)を伸ばす。日経テクノロジーオンラインが撮影。スクリーンはLatticeのスライド。
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 同氏によれば、大規模チップに注力する大手FPGAメーカー2社と異なり、Latticeは小型FPGAに特化することで、大手2社とは異なる市場を開いた。主な用途は2つ。伝統的な市場である「制御用PLD」と、米Silicon Image社の買収で急拡大した「エッジコネクティビティー」である。1年間の検討の結果、これから3番目の柱として注力するのが、「エッジコンピューティング」とした。

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