ソリッドワークス・ジャパン(本社東京)は3D-CAD「SOLIDWORKS 2018」(仏Dassault Systemes社)を2017年11月1日から日本国内で発売すると発表した。3Dデータに付加した製造情報(PMI、Product Manufacturing Information)の内容に応じて、CAM(SOLIDWORKS CAM)が加工データを作成する。公差が緩いか厳しいかで加工の工程や条件を自動的に切り替える。さらに、検査用の帳票を少ない手間で作成する機能も加えた。

図1 SOLIDWORKS CAMの画面
図1 SOLIDWORKS CAMの画面
形状を自動で認識し、最も適当な工程のカッタパスを生成する。
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 3D図面はPMIや注記などの情報を3D形状情報に追加してCADデータに持たせ、従来の図面同様に加工、検査、手配などの業務に利用できるようにしたもの。運用体制が整えば、3D設計によって作成したCADデータから2D図面を作成せずに済み、情報をさまざまな業務担当者に直接伝えられるほか、図面作成の手間を軽減できると期待できる。日本自動車工業会(JAMA)、電子情報技術産業協会(JAITA)での3D図面に関する標準化活動、すなわち従来の図面に含まれていたPMIや注記などをどのように3Dデータに持たせるかについての規格の検討も進展している。

 これまで、3D-CAD/CAMによる加工の自動化が進む一方で2D図面の置き換えが進まなかった理由の1つに、加工や検査の現場では公差情報と検査情報を参照する際、紙に印刷して作業者が見る以外の方法がほとんどなかったことが挙げられる。SOLIDWORKS 2018の機能強化内容は、公差情報と検査情報に基づく自動化機能を提供することにより、2D図面の肩代わりを意図したものといえる。

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