台湾で普及が進む電池交換式の電動2輪車(EVバイク)が日本に上陸する(図1〜3)。手掛けるのは台湾Gogoro社。住友商事と協業して、2017年度内に沖縄県石垣島でシェアリングの実証実験を開始する。これを足がかりとして、日本市場に合わせた車両や運用の仕組みづくりを急ぐ。約6秒で電池の交換が完了し、約110kmの走行を可能にしたEVバイクは、落ち込む2輪市場の“起爆剤”となるのか(関連記事:太陽光で充電する「バッテリー交換型」電動バイク、国内でシェアサービス開始)。

図1 台湾Gogoro社の電動2輪車(EVバイク)と電池交換ステーション
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図2 インストルメントパネル(インパネ)のメーター部分
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図3 座席下に交換式のリチウムイオン電池を2個搭載する
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 同社が開発したEVバイクは2種類。モーター出力が高く、アルミニウム(AI)ボディーを採用した「Gogoro1」と、コストを下げて普及を狙った「Gogoro2」である。日本での実証実験で使うのは普及モデルのGogoro2とみられる。

 両車両に共通するのは、座席下に交換式のリチウムイオン電池を2個搭載すること。電池残量の減少をインストルメントパネル(インパネ)の表示で確認したら、電池交換ステーションに向かって満充電の電池と交換する仕組みだ。台湾ではすでに400カ所以上に電池交換ステーションの設置が進み、同仕組みを採用したEVバイクの累計販売台数は3万4000台以上に達するという。

 競争力の源泉は、搭載する車載電池と使いやすさを高めた電池交換ステーションにある。2個搭載する車載電池の1個あたりの電池容量は約1.3kWh。パナソニック製の「18650」電池セルを数〜数十個組み合わせて電池モジュールとし、これを12個繋げて電池パックとして仕上げている。

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