ジャパンディスプレイ(JDI)の中国法人のJDI China社は、2017年5月4日に中国・深センでメディアを対象とした技術説明会を開催し、超狭額縁の液晶やフレキシブル有機ELなど、最新ディスプレーの技術説明とデモ展示を行った。JDIグループがこのような説明会を中国で開催するのは、2012年4月の事業開始以来初めて。今後、中国顧客の比率を増やしていく狙いが見える。

 今回の展示のトピックスは、(1)4辺すべてのフレームを極細にした超狭額縁の液晶ディスプレー「FULL ACTIVE」、(2)超狭額縁でさらに曲げられるフレキシブル液晶ディスプレー「FULL ACTIVE FLEX」、(3)フレキシブル有機ELディスプレーの3つである。いずれも中国で初公開となったディスプレーだ。なお、FULL ACTIVEは2016年8月に、FULL ACTIVE FLEXは2017年1月に、日本で発表されている(FULL ACTIVEのニュースリリースFULL ACTIVE FLEXのニュースリリース)。

超狭額縁を中心に、フレキシブルで攻める

 説明会では、JDI China社 総経理の大西健治氏が最初に、JDIの中国事業の体制と商品展開について語った。同社は2015年11月に深センにオペレーション開発センターを設立。従来の営業機能に加えてマーケティング、設計、サプライチェーン管理などの総合的な機能を持たせて、中国事業の体制を強化したことを紹介した。

 その上で今回、超狭額縁液晶のFULL ACTIVEを中心とした商品展開で同社の中国市場に向けた販売比率を高めていくことを表明。さらに、フレキシブルディスプレーとして、液晶と有機ELのどちらもユーザーが選択できる商品展開を図り、2020年ごろの到来が想定される“折り畳み型ディスプレー時代”に貢献していくとした(図1)。

図1 中国戦略をアピールするJDI China社 総経理の大西健治氏
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