東北大学総長の里見進氏は2018年2月2日、日本で初めて「分野横断型の高等大学院」を同大に創設すると発表した。同大が都内で開催した「東北大学災害復興新生研究機構シンポジウム」(有楽町朝日ホール、東京・千代田)における、国立大学法人としての東北大の将来構想に関する同氏の講演「震災復興を越えて創造と変革を先導する指定国立大学へ」で明らかにしたもの。

講演する東北大学総長の里見進氏
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 東北大は2017年6月30日、文部科学省から「世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人」の指定を、東京大学、京都大学と共に受けている。3大学が文科省に申請した将来構想は公開されているが、その中身を具体的に説明する機会はこれまでほとんどなかった。3大学は申請後、将来構想の具現化について議論を進めていたからだ。

世界三十傑大学を目指す

 里見氏は講演で、「世界から尊敬される三十傑大学を目指す」と宣言。この目標の達成に向け、「先進的な教育改革プログラムを進化させるために東北大学高等大学院を創設する」と説明した。

 構想中の高等大学院では各研究科の枠を超えたディシプリン横断型学位プログラムを採用。各研究科単位で実施されていた従来の大学院教育プログラムや教育・研究体制を変革する計画だ。具体的には「国際共同型」「学際研究型」「産学共創型」「国際・学際研究型」といったディシプリン横断型学位プログラムを2030年度までに整え、機動的に運営する。これによって、教育・研究成果の質を高め「世界の30位大学」へのランクインを目指す。

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