三菱電機のデザイン研究所は、クルマのボディーに埋め込んだLEDを使って、クルマの動きを路面にアニメーション表示することで、周辺の歩行者や車両に注意を促す技術を開発した(ニュースリリース1)。2018年2月8日に神奈川県にある同研究所で報道機関向けに、今回開発した技術のデモンストレーションを行った。

阿部敬人氏。日経テクノロジーオンラインが撮影。
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 デモに先立って行われた会見に登壇したデザイン研究所長の阿部敬人氏によれば、LEDを使って路面に模様を描く(以下、路面ライティング)技術は以前から開発を続けてきた。2017年10月の第45回東京モーターショー2017ではデモンストレーションも見せた(日経テクノロジーオンライン関連記事ニュースリリース2)。今回はその技術をさらに発展させたものである。これまでは模様を路面に出したり、点滅したりしていたが、今回はアニメーション表示をすることで、動きの方向をより明確にアピールできるようにした。

路面ライティング開発の歩み。今回は右下。三菱電機のスライド。
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 例えば、クルマがバックする際には、以前は、後方に向かった矢印の模様全体を点滅していたが、今回は、クルマに近い方から段階的に表示していく、いわゆるアニメーション表示にしたことで、より分かりやすくした。雪道などでの効果が大きいという。また、クルマのドアが開くことを示す矢印も、同じように、クルマに近い方から段階的に表示していくアニメーション表示した。さらに今回の技術では、センサーを使って、注意を促べき範囲に歩行者が入ると、アニメーション表示と共に警告音を発する機能も付けた。

バック動作に向けた路面ライティングのデモンストレーション。ビデオ前半は既存の点滅表示。後半は今回のアニメーション表示。日経テクノロジーオンラインが撮影。約30秒。音有り。
ドアを開ける際の路面ライティングと、近づく歩行者への警告のデモンストレーション。日経テクノロジーオンラインが撮影。約10秒。音有り。

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