ルネサス エレクトロニクスは、2021年までに産業機器向けマイコンの処理性能を現行の1000倍に高める。エンドポイント(エッジ)でAI(人工知能)の推論処理を実行したいというニーズに合わせて、マイコンの性能を段階的に引き上げる。

 同社はかねて、深層学習をはじめとするAIで開発した機能をエッジのマイコンに実装しやすくする「e-AI」構想を掲げてきた1)。従来は主にクラウドでまとめて行われてきたAIの学習と推論処理を分離し、推論処理をエッジに移すことで、リアルタイム性やロバスト性などの要求に応えるというものである。このほど、同構想に基づいて推論処理の実行を担うマイコンの開発ロードマップを明らかにした。

ルネサス エレクトロニクスの「e-AI」構想
AIの学習と推論処理のうち、推論処理だけをエッジに移すことで、産業機器に求められるリアルタイム性やロバスト性を確保する。(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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