調査会社のフロスト&サリバン ジャパンは2018年1月25日、ASEAN(東南アジア諸国連合)の自動車市場に関する説明会を開き、配車サービス(Eヘイリング)の動向を紹介した。マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンのASEAN主要6カ国における配車サービス市場は2016年から2021年にかけて年平均6.5%で成長し、2021年に279億ドル(自動車が224億ドル、二輪車が55億ドル)に達するという。

フロスト&サリバン ジャパン モビリティ部門リサーチアナリストの林更紗氏
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ASEAN主要6カ国における配車サービス市場
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都市部における配車サービスの認知度や利用率は高い

 ASEAN市場ではシンガポールGrab社や米Uber Technologies社などが配車サービスを展開している。都市部における同サービスの認知度はシンガポールで80%、マレーシアで74%、タイで69%、インドネシアで62%と高い。サービス利用率もシンガポールとインドネシアが44%、マレーシアとタイが34%となっている。

 主な利用者は「スマートフォンの保有率が高く、新技術への抵抗感が少ない若年層」(同社モビリティ部門リサーチアナリストの林更紗氏)とする。15~24歳の利用者では、1カ月の平均利用回数がフィリピンで6.9回、タイで5.7回などと高かった。ASEANで配車サービスの利用が進む背景には、「タクシーが簡単に捕まらないほか、高い料金を請求されるなど、支払いに不安を感じる人が多いため」(同氏)とする。

主な利用者は若年層
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1カ月の平均利用回数
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