父の急逝をきっかけに専業主婦から32歳で精密加工メーカーであるダイヤ精機の社長に。製造ラインなどで機械部品の良否を判定する測定具「ゲージ」を主力商品に同社を再建した。奮闘する“女社長”の姿は全国の中小企業の経営者の共感を得て書籍化。さらにはNHKでテレビドラマ化に至った。
 注目の経営者、諏訪貴子氏に話を聞いた。
(聞き手は山田 剛良、高市 清治=日経ものづくり)

 専業主婦だった私がダイヤ精機の社長に就任したのは2009年。父の急逝がきっかけでした。夫の転勤で米国行きが決まっていた時だったので、まさに青天の霹靂でした。私が工学部出身でメーカーに技術者として勤務した経験があり、ダイヤ精機でも一時は父の仕事を手伝っていたので、幹部から請われたのです。

諏訪貴子(すわ・たかこ)
1971年東京都大田区生まれ。95年成蹊大学工学部卒業後、自動車部品メーカーのユニシアジェックス(現・日立オートモティブシステムズ)入社。98年と2000年に創業社長の父に請われ、ダイヤ精機に入社するがリストラに遭う。以後は専業主婦だったが、2004年父の急逝に伴い、ダイヤ精機社長に就任。機械部品の良否を判定する測定具「ゲージ」の設計・製作に注力するなどして同社を再建した。経済産業省産業構造審議会委員。政府税制調査会特別委員。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」大賞受賞。(写真:加藤 康)

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