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スポーツIT革命の衝撃

富士通、「なわとびIoT」で子供の運動能力育成支援

2018/01/18 05:00

内田 泰

出典: 日経テクノロジーオンライン、2017年12月27日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 富士通は、なわとび運動において普段意識しないリズムやバランスなどの運動能力を、センサーとクラウド上のデータ分析によって可視化し、児童の運動能力育成を支援するサービスの提供を2017年12月21日に開始した。名称は、「FUJITSU IoT Solution Social Sports Learning なわとびセンシングサービス」。自治体や学校などに向ける。

 これまで全国32の小学校に属する約8200名の児童を対象にトライアルを実施してきたが、さらなる普及を図るために販売を開始した。価格は個別見積りとしているが、標準で82万円(税抜き)より。

 同サービスでは、加速度/角速度センサーを内蔵した動きセンサーを児童の腰に装着し、なわとびを跳ぶ際にセンシングしたデータを富士通のクラウドに蓄積。そこで独自のアルゴリズムを使って分析し、成功や失敗の回数、リズムやバランスを可視化する。

「FUJITSU IoT Solution Social Sports Learning なわとびセンシングサービス」の流れ(図:富士通)
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 これによってなわとび運動における個々の改善点が明らかになるほか、児童に対して運動には力や速さのほかにバランスやリズムなどの要素があるという“気づき”を与える。分析結果は個人別にシートを提供するほか、学校での振り返り授業で富士通の専門員が分析結果を説明する。

個人別フィードバックシートのイメージ画面(図:富士通)
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 具体的には、児童を対象に計測する測定授業と、測定結果をフィードバックする振り返り授業のセットを2回実施する。振り返り授業では、1回目と2回目の授業間の変化やそれぞれの良いところ、改善点を児童が学習し、今後の自発的な練習につなげる。富士通は、学校や教育委員会向けに、測定した全児童の結果全体が把握できる分布図やグラフを提供するとしている。

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