日経Automotiveのメカニズム基礎解説「第19回:ハイブリッド車用の変速機 モーターで補助動力と回生、構造は各社で大きな違い」の転載記事となります。

ハイブリッド車(HEV)の変速機は、モーターによるエンジン動力の補助とエネルギー回生機能を備える。エンジン車に使われるAT(自動変速機)やCVT(無段変速機)を置き換える、ハイブリッドシステムの中核部品だ。モーターでトルクコンバーターを置き換えるタイプが主流である。

 トルクコンバーターと、それに組み合わせる変速機に代わる存在が、今回解説するハイブリッド車(HEV)用の変速機(以下、HEV変速機)である。これまでトルクコンバーターを収めていたスペースに、ハイブリッド駆動用のモーターやクラッチなどを組み込むものが多い。

 変速機構はエンジンの後段に配置する。モーターによるエンジン動力の補助と、エネルギー回生機能を備える(図1)。HEV変速機の構造は、駆動や発電などを実現するハイブリッドシステムによって異なる。

図1 エンジンとモーターの動力を操る専用変速機
トヨタの「レクサスGS450h」のハイブリッドシステム。HEV変速機に2個のモーターを内蔵することで、エンジン動力の補助だけでなく、減速時のエネルギー回生機能も実現する。
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