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ICTは私情を挟まない、医療現場をガラス張りに

遠山 仁啓氏/清水 教弘氏 日本マイクロソフト 医療・製薬営業統括本部

2018/05/22 18:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 我々は今、組織の働き方改革のサポートを最重要事業の一つと位置付け、全社を挙げて取り組んでいます。民間企業向けでは一定の成果が出てきたのですが、医療現場や医療従事者に対してICTを活用してどのような貢献ができるのか、まだ十分には見えていません。

日本マイクロソフト 医療・製薬営業統括本部の遠山仁啓氏(写真:加藤 康、以下同)
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日本マイクロソフト 医療・製薬営業統括本部の清水教弘氏
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 医療現場にどのようなタスクがあり、それをどのように分担すると効率的なのかを見える化する。それにより、医療者の働き方改革を支援できないかと考えているところです。医療機関の先生方とも、こうしたICT活用の可能性について議論しています。

 我々が民間企業に提供している働き方改革の支援ツールは、パソコンなどから吸い上げることのできる情報を使い、従業員の働き方をいわばガラス張りにするものです。電子メールや予定表、ドキュメント作成などの情報から、どの時間帯をメールや会議に充てているのか、企画を練ったり資料を作成したりするなどの生産的な時間をどれくらい確保できているのか、などが分かります。会議中にドキュメント作成やメール作業などの“内職”をしていないか、誰に招待された会議で内職をしがちなのか、といったことも可視化できるわけです。

 こうした情報を上層部が把握した上で、働き方改革につなげる。我々自身がこれを社内で実践しており、顧客企業にも実践してもらっています。

忙しさの本当の理由は何か

 こうした支援ツールを、医療現場でも使ってもらえるのではないか。そう考え、実際に医療機関の先生方に意見を聞いたところ、「結構使えそうだ」という反応をもらいました。情報システムを導入している医療機関であれば、さまざまなデータを吸い上げることができますし、システムログからある程度の傾向を読み取ることもできるでしょう。医療現場においても、ガラス張りにすることで改善点が見えてくると我々は考えています。

 機械(ICT)が優れているのは、私情をまったく挟まず、事実ベースで対象を見える化できる点です。例えば、忙しくて仕方がないと医療者が無意識のうちに感じている時に、何が忙しさの原因なのか、どの仕事がボトルネックになっているかを客観的に見える化できるわけです。

 医療においても、民間企業のように、ドキュメント作成や文書管理の比重が大きい業務がある。例えばこうしたところに、ICTを有効活用できるのではないでしょうか。誰が何をどこまでやるのか、医療現場のタスクの見える化と効率的な役割分担を支援していきたいと考えています。(談)

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