• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

お薦めトピック

議論百出、オンライン診療の算定要件

関係者が懸念する3つのポイント

2018/04/02 10:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス
出典: 日経メディカルOnline,2018年3月29日 , (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

いよいよ2018年4月1日に実施となった2018年度診療報酬改定。ここでは、スマートフォンのビデオ通話機能などを用いた診療(オンライン診療)に対する報酬が新設された。オンライン診療が保険医療の一つに位置付けられたことを歓迎する声がある一方で、算定要件の予想外の厳しさへの戸惑いも見られる。

 オンライン診療に対する報酬の新設は、2018年度診療報酬改定の目玉の一つとなった。インターネットやスマートフォンなどのICT(情報通信技術)を活用した診療という、医療の新ジャンルを保険医療にどう位置付けるかに注目が集まった。

 オンライン診療とは、スマートフォンのビデオ通話機能などを使って、医師と患者がインターネット(オンライン)でつながって行う診療のこと。新設された診療報酬では「リアルタイムでのコミュニケーションが可能なオンラインシステム等の通信技術を用いた診察や医学管理」と定義された。ビデオ通話など、リアルタイムの画像を介したコミュニケーションができる情報通信機器を使う必要がある。

 改定を受けて2018年4月1日以降、対面診療を原則とした上で、有効性や安全性への配慮など一定の要件を満たしてオンライン診療を行った場合に「オンライン診療料」や「オンライン医学管理料」などを算定できるようになる。点数はオンライン診療料が1カ月につき70点、オンライン医学管理料が同100点。

 これまで、オンライン診療に対応する診療報酬は設定されておらず、報酬算定に当たっては電話等再診(1回当たり72点)の枠組みを利用してきた(表1)。電話等再診は200床未満の医療機関を対象に、患者から治療上の意見を求められ、電話やテレビ画像で必要な指示をしたときに算定できる再診料である。初診で対面診療を行った患者にオンラインで再診を行った場合、これを電話等再診の一形態と見なして報酬を算定していた。

表1●オンライン診療の報酬
従来は電話等再診の枠組みを利用していたが、2018年度改定でオンライン診療に対する診療報酬が「オンライン診療料」や「オンライン医学管理料」などとして新設された。これに伴い、算定要件や施設基準も設けられた
クリックすると拡大した画像が開きます

 今回の改定でオンライン診療に特化した診療報酬を新設したことで、電話等再診とは役割を切り離した。電話等再診の算定要件に「定期的な医学管理を前提として行われる場合は算定できない」との文言を追加し、オンライン診療を定期的な医学管理に使う場合には電話等再診を算定できない建てつけとした。

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング