韓国LG Display社は「CES 2018」(2018年1月9~12日、米国ラスベガス)会場のコンベンションセンター 中央ホールの2階会議室に、招待者に向けた新製品・試作機のお披露目の場を設けていた。その会議室に、88型8Kの有機ELディスプレーが壁掛けされていた。画質は素晴らしい。

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図1 LG Display社が開発した8K有機ELディスプレー
画面サイズは88型。最大ピーク輝度は800cd/m2、色再現性の指標であるDCIP3のカバー率は99%。

 一般的に8Kの場合、8Kらしい解像感を感じるのは意外に難しい。画素数と解像感の関係を考えると、SDからHDへの進化は大幅なジャンプであり、精細感が目に見えて増したが、4Kから8Kでは、その「ありがたみカーブ」が寝てくる。特に100型以下の直視型ディスプレーで、その傾向が強い。確かに画素数は4倍になるのだが、それだけでは、画素数が増加することによる精細感向上のありがたみはなかなか出てこない。

 そこで、コントラストの力を借りる。テレビメーカーの“画質づくり”の最前線では「画素数とコントラストは表裏一体」という考えが浸透しつつある。微小信号に確実にコントラストが付くことで、その部分の白と黒の対比感が増し、見た目には精細感に非常に効く。だから“黒に強い”有機ELは、8Kを助けるのである。

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図2 2K、4K、8Kの比較

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