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製薬企業の覚悟、デジタルヘルスの活用で新たな価値提供へ(page 3)

主催者企画「製薬企業と考えるソーシャルホスピタル」から

2016/10/24 16:25
赤坂 麻実=日経デジタルヘルス

製薬企業と組むメリットはどこに?

 逆に、パートナー(デジタルヘルス業界)側にとっては、製薬企業と組むことにどのようなメリットがあるのか。MSDとバイエル薬品の両者は「製薬企業は、医療・ヘルスケア市場への新たなプレーヤーの参入支援に貢献しやすいはず」と口をそろえる。

 MSDの樋渡氏は、「製薬企業は医療機関や規制官庁、卸売業者など、多様な医療関係者とまんべんなく付き合いがあり、医療業界においては情報のワンストップポータルのような存在。医療供給体制の変革が必要な今、スタートアップや大手IT企業など医療・ヘルスケアの新たなプレーヤーに、医療現場のニーズや課題などの情報を共有していくことが、われわれ製薬企業に求められている」と語った。

 モデレーターの橋本編集長は、「製薬企業は医療の内情を知る立場にいることは理解するが、規制産業であり、製品開発を5年、10年かけて行ってきた業界。大企業が多く、意思決定のスピード感にも欠けるきらいがある」と指摘。スタートアップやIT業界との連携が本当に可能なのかをたずねた。

 これに対してバイエル薬品の菊地氏は、逆に、スタートアップから製薬業界にもたらされる企業文化面での影響も大きいはずと回答。「予算を確保し、計画を立て、何年もかけて進める製薬企業の研究開発と、短期に開発して製品を早期に市場投入し、ユーザーの反応を見ながら製品を改良していくスタートアップのアジャイル開発は、大きく異なる。医療業界として守るべきコンプライアンスは守りつつ、スタートアップのスピード感あるカルチャーを製薬業界にも根付かせていく必要があると考えている」(同氏)とした。

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