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日本のヘルスケアベンチャーに未来はあるか?(page 3)

MSD「ヘルステックプログラム」担当者が対談

2016/10/20 02:20
大下 淳一=日経デジタルヘルス

“暗い、難しい”からの脱却を

登壇したGopal氏
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 続いて講演したMSDのGopal氏は、ヘルスケアベンチャー支援への同社の取り組みを紹介した。同社の親会社である米Merck & Co.はかねて、ヘルスケアベンチャーへの投資に積極的だ。Global Health Initiative Fundと名付けたファンドを発足させたほか、Health Services & Solutions部門では、企業買収などを通じてヘルスケアに関する知見や資産を社内に取り込んでいる。

 同社がヘルスケアベンチャー支援で狙うのは、製薬企業としての「知恵と経験を伝えることで(ベンチャー企業が持つ)ソリューションをスケールさせる」(Gopal氏)こと。これが「医療の質やイノベーションの水準を高めていく」(同氏)ことにつながると見る。

 米国本社での取り組みを受け、MSDが2016年2月に日本で立ち上げたのが、ヘルステックプログラムだ。日本では「ヘルスケアは“暗い”“規制が厳しく難しい”といったイメージを持たれがちで、企業がこの領域にあまり入ってこない。ヘルスケア分野の人とは話がかみ合わない、ともささやかれる。こうした弊害を、製薬業界が作ってきた側面もあるのかもしれない」(Gopal氏)。そこでヘルステックプログラムでは「オープンイノベーションというマインドセットをこの業界に浸透させる」(同氏)ことを狙う。

 昨今のICTの進化を「ヘルスケアに活用しないのはもったいないが、そのためには(用途に応じた)テーラーメード化が必要。そのための知見を我々が提供し、プログラムを動かしていく。ぜひこの取り組みから、日本におけるヘルスケアの成功事例を作りたい」。そう同社は意気込む。

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