ヤマハ発動機は「第45回 東京モーターショー2017」(東京ビッグサイト、一般公開:10月28日~11月5日)で、シリーズハイブリッド車(HEV)で4輪のコンセプト車を披露した(図1)。名称は「MWC-4」。普通自動車運転免許で運転できる、超小型モビリティーとして位置付ける。

図1 ヤマハ発動機が披露したシリーズHEVの4輪車「MWC-4」、斜め前から
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図2 「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)機構」により、車体を2輪車のように傾けて走行
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図3 前後輪ともにダブル・ウィッシュ・ボーンを採用
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 最大の特徴は「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)機構」を搭載し、4輪で走行すること。同社が手掛ける2輪車や3輪車「TRICITY(トリシティ)MW125」などと比べて、走行安定性を高めやすい(関連記事:ヤマハ、前2輪の125ccバイクを日本でも発売)。

 「基本的な技術はトリシティなどの3輪車を基にしたが、機構の形状は刷新している」——(図2、3)。ヤマハ発の説明員はこう語る。従来の機構は「パラレログラムリンク」と「片持ちテレスコピックサスペンション」で構成。リンクは計2本で平行に並んでおり、旋回時に平行四辺形になるように、リンクの中央を車体に固定していた(関連記事:平行四辺形リンクで車体を傾ける)。

 この機構により、旋回時にパラレログラムリンクが左右サスペンションを異なる位置に動かす。左右輪は平行を保ちながら互いに逆方向に上下に動く。運転者がステアリングを切って車体を傾けた方向に、左右輪を傾けながら走行できる。

 公開した4輪のコンセプト車では、平行四辺形のリンクではなく、前後輪ともにダブル・ウィッシュ・ボーンを採用した。速度を上げても安定しやすいことが特徴で、スポーツタイプの4輪車で採用が進む。同コンセプト車では、路面からの衝撃を吸収するショックアブソーバーを車両骨格と分離して固定するなど、独自の“味付け”を加えている。

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