次世代自動車の祭典「第45回 東京モーターショー2017」(東京ビッグサイト、一般公開:10月28日~11月5日)の開幕を間近に控え、報道陣向けの先行公開会が開かれた。各自動車メーカーが出展に力を入れるのは、人工知能(AI)を搭載した“次世代”の電気自動車(EV)である。

 「(次世代の車両開発では)AIとコネクテッド技術が“鍵”となる」――。トヨタ自動車ブースに登壇した同社副社長のDidier Leroy氏は力を込めて語る(図1)。目指すのはAIによって「人を理解する」ことだ。運転者の感情や好みを推定し、安全性や利便性の向上に役立てる。コネクテッド技術により、運転者の好む情報を取得して提供する。すると、運転はさらに快適になる。

図1 トヨタ自動車ブースに登壇する副社長のDidier Leroy氏
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 この技術を具現化したコンセプト車として、トヨタは4人乗りで約300km走行できるEV「Concept-愛i」と、2人で100k~150km走る超小型EV「Concept-愛i RIDE」を披露した(図2、3)。車内に搭載したカメラやマイクで集めた情報をAIで分析して、運転者の覚醒度や疲労度などを推定する。例えば運転者の覚醒度が低いと推定したときは、車内照明を青色に変えたり座席を振動させたりして眠気を覚ます。疲労度が大きいと推定したときには「自動運転モード」に切り替える。

図2 4人乗りのEV「Concept-愛i」
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図3 2人乗りの超小型EV「Concept-愛i RIDE」
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