米Microsoft社は「COMPUTEX TAIPEI 2017」(2017年5月30日~6月3日、台北市)で開催した「COMPUTEX Microsoft Forum」(2017年5月31日)の中で、「ギガビットLTEやeSIM(組み込みSIM)を使った常時接続パソコン(Always connected PCs)という“新しい製品カテゴリー”を作り、実現に向けて米Intel社と米Qualcomm社と緊密なパートナーとなる」(Micfosoft社Windows Marketing Corporate Vice PresidentのMatt Barlow氏)ことを明らかにした。

常時接続パソコンについてIntel社とQualcomm社とのパートナーとなることを明らかにするBarlow氏。
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常時接続パソコンの実現に向け、協力する通信会社(左側)とパソコンメーカー(右側)。
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 クラウド利用のため、常時接続パソコンに対するニーズが高まっているという。最初の同カテゴリー製品はQualcomm社のプロセッサーIC「Snapdragon 835」を使った製品で、台湾ASUSTek COMPUTER(ASUS)社、米Hewlett-Packard(HP)社、中国Lenovo社が2018年に実用化する予定。OSはWindows 10で、LTEで常時接続しながら電池持ちはよくするという。

 同社はWindows 10の新しい端末として、MR(Mixed Reality)を新機能と位置づけ、対応するHMD(ヘッドマウントディスプレー)を今年のホリデーシーズンに発売するとした。新たにASUS社の端末が加わった。同社はMR用HMDをパソコンのエコシステムを継続する中核と考えているようだ。299米ドルといった比較的入手しやすい価格帯の製品を一気に増やし、普及させようという思惑が見える。利用例としては一般消費者に向けたゲームに加え、日本航空(JAL)で飛行機機体整備に関する学習の効率化に活用している例を挙げていた。娯楽だけでなく実用・業務需要の喚起による需要の底上げを狙っているようだ。

ASUS社のHMD(左、黒)が新たに紹介されていた。右(白)は米Dell社のHMD。
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