• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

お薦めトピック

島津製作所、肝臓がんが“光る”近赤外光カメラなどを披露

手術中に切除部位を確認、取り残しを防ぐ

2018/04/17 08:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 島津製作所は、「2018国際医用画像総合展(ITEM2018)」(2018年4月13~15日、パシフィコ横浜)において、同社が手掛ける診断装置や検査機器などをズラリと展示した。展示ブースを覗くと、まず飛び込んできたのが臓器が蛍光緑に染まった映像だ。これは、同社の近赤外光カメラシステム「LIGHTVISION」で撮影した映像である。

近赤外光カメラシステム「LIGHTVISION」で撮影したイメージ画像。(左上)蛍光部分のみの画像、(左下)目で見える画像、(右)目に見える画像に蛍光部分を重ねた画像
クリックすると拡大した画像が開きます

 LIGHTVISIONは、蛍光物質であるICGを体内に投与して近赤外蛍光を発生させることで、リンパ管や血管を可視化できる装置である。リンパ管を見る場合は皮下にICGを注射し、血管を見る場合には静脈にICGを注射すれば良い。

 LIGHTVISIONを使って手術中にリンパ管を見える化することで、切除するリンパ節の位置を執刀医がモニターで確認しながら手技を進めることができる。特に乳がんの手術では、リンパ管に入ったがん細胞が最初にたどり着くセンチネルリンパ節の位置が分かることは有用だという。

 リンパ管と血管に加えて、ICGを使えば肝臓がんを可視化することもできる。肝臓はICGを排出する機能を持つが、がん化するとその機能はなくなってしまう。肝臓がんの手術中にがんを可視化し、取り残しをなくすことができるというわけだ。

 現在は主に研究用途で使われているというが、今後は臨床現場など「さまざまな場所で使ってもらいたい」(同社ブース説明員)としている。

 このほか、がんの診断を補助する装置として、うつ伏せの状態で撮影できる乳房専用PET装置「Elmammo Avant Class」も披露した。検出器ホールに片側ずつ乳房を入れるだけで検査を受けることができ、マンモグラフィ(乳房用X線診断装置)検査のような乳房の圧迫による痛みはない。

乳房専用PET装置「Elmammo Avant Class」
クリックすると拡大した画像が開きます
検出器ホール
クリックすると拡大した画像が開きます

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング