電子産業をはじめとするものづくり産業の各社の業績を見る限り、現状はおしなべて明るい。また、市場や技術の動きを見ても人工知能(AI)、IoT、自動運転車、電気自動車などをキーワードにして、技術開発と応用開拓の両面で活発な動きが見られる。これらを見れば、楽しみな材料ばかりであり、不安など何もないようにも見える。

 その一方で、マクロ経済や世界の政治情勢などに目を転じると、一抹の不安どころか、大きなリスクが山積しているようにも思える。こうした大きな動きは、当然のごとく電子産業やものづくり産業の行方にも大きな影響を及ぼすことだろう。エンジニアなのだから技術開発のことだけ、ビジネスパーソンなのだからビジネスのことだけを考えていれば、先を見通せるとはとても言えない状況だ。

 「大喜利回答者、2018年の注目・期待・懸念」をテーマに、各回答者が注目している2018年の動きを挙げていただいている今回のテクノ大喜利。2番目の回答者は、野村證券の和田木哲哉氏である。同氏は、野村證券が2018年初に発表した、国内外の経済、産業、社会の構造変化から抽出した5つの「新しい潮流」を基に、電子産業をはじめとするものづくり産業に影響を及ぼしそうな動きを解説した。

(記事構成は、伊藤元昭=エンライト
和田木 哲哉(わだき てつや)
野村證券 グローバル・リサーチ本部 エクイティ・リサーチ部 エレクトロニクス・チーム マネージング・ディレクター
和田木 哲哉(わだき てつや)  1991年早稲田大学 教育卒。東京エレクトロンを経て、2000年に野村證券入社。アナリストとして精密機械・半導体製造装置セクター担当。2017年、Institutional Investor誌 アナリストランキング1位、日経ヴェリタス人気アナリストランキング 精密半導体製造装置セクター 1位。著書に「爆発する太陽電池産業」(東洋経済)、「徹底解析半導体製造装置産業」(工業調査会)など。
【質問1】2018年に産業や社会に大きなインパクトを与える注目すべき動きは何ですか?
【回答】5つの新しい潮流
【質問2】長期的観点から発展や成長、ブレークスルーの登場を期待していることは何ですか?
【回答】 AI関連技術
【質問3】2018年に産業や社会へのネガティブな影響を及ぼしそうな懸念点は何ですか?
【回答】6つのリスクを警戒

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