過日、大学でスポーツサイエンスの講義中に

「ゴルフ発祥の地はスコットランドでゴルフボールの原型は鳥の羽を皮に詰めたもの。カウントの『イーグル』『アルバトロス』『ターキー』は全て鳥の名前に由来している」

と学生に話しながら、思い出したことがありました、確かバドミントンも発祥の地はイギリスであったことと、シャトルの原型はシャンパンのコルクに水鳥の羽を挿したものだったというエピソードです。イギリス発祥のスポーツは鳥と縁が深いな、と考えていました。

 筆者の記憶の中でのバドミントンは、どういうわけかお正月の羽根つきです。しかも“ハネつながり”のためか、バドミントンの起源は羽根つきだと今までずっと勝手に思ってきました。どちらも、普段プレーしていない人にもなじみやすく、気軽にできるところは似ていると思います。もっとも、羽根つきは結構難しく、ラリーはバドミントンの方が長く続いて、それなりに友人たちと楽しめた覚えがあります。

 同じようにラケットを使うスカッシュやテニスなども嗜みますが、やはり数カ月練習しなければ、そこそこ楽しめるレベルにはなれません、この違いはどこから来るのでしょうか。バドミントンが球技と違うのは、なんといってもボールではなく羽根、シャトル(シャトルコック)を打つことでしょう。

* 以下、鳥の翼の構成要素のハネを「羽」、ハネツキのハネやバドミントン・シャトルコックを「羽根」と書きます。

 日本のバドミントン選手は最近とても強くなりました。オリンピックの試合を観戦していても、スマッシュの初速は400km/hにも及ぶと聞きました。ところが、レシーバーの手元に来るまでには数十km/hまで大減速されます。球技と違って初心者でも楽しく打ち合えるのは、これが大きな理由かなと思いました。

 今回から、「バドミントン・シャトルをテクノロジーする」がテーマです。

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