日本の大企業では進められない新規サービスの隙を突き、2017年9月、複数の大企業との提携にまで歩を進めた企業がある。2014年創業のセーフィーだ。創業時の出資企業であるソニーネットワークコミュニケーションズに加え、オリックス、関西電力、キヤノンマーケティングジャパン、ティーガイア、価値共創ベンチャー有限責任事業組合(NECキャピタルソリューションとベンチャーラボインベストメントが共同運営)から9.7億円の出資を受けた。

 セーフィーが提供するのは、ネットワークカメラの電源を入れるだけで、撮影した映像をクラウド上に保存し、パソコンやスマートフォンから確認できるにようにするという単純なサービスである。現在は主に防犯用途や現場監視の用途で使われている。

 こうしたサービスは、誰でも思いつき、実現できそうに思える。しかし、セーフィーCEOの佐渡島隆平氏は「大企業の新規事業として社内で進めるのはほぼ不可能」と見抜き、事業化にまい進してきた。

(撮影:新関雅士)

佐渡島隆平
(さどじま・りゅうへい)
セーフィーCEO
1979 年生まれ

大学生時代の1999 年にDaigakunote.com 創業(CEO)、学生向けポータルサービス立ち上げる。

2002 年ソネット入社後、モバイルビジネスを立ち上げる。2010 年モーションポートレートに入社し、ビジネス開発・アプリ企画(CMO)を経験。

2014 年セーフィー創業。

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