世界の注目を集めた米Apple社のiPhone発売10周年記念モデル「iPhone X」。大方の予想通り、ディスプレーに有機ELパネルを採用し、顔認証システム「Face ID」、無線充電といった機能を新たに搭載した。

 筆者はこれまで、数多くのスマートフォン(スマホ)を分解調査してきたが、iPhone Xの中身を確認して最も印象深かったのは、無線充電の電磁波を通過させるために、2016年モデル(iPhone 7)までのアルミ合金製ユニボディを3つに分割する「大規模工事」が行われていたことだ。

 メイン基板は2階建てとなり、部品の実装面積を確保しながら基板面積はiPhone 7の3分の2程度になった(関連記事「iPhone X分解、まさかの部品内蔵基板を採用?!」)。メイン基板面積の削減で余ったスペースにL字形のバッテリーを積むなど、電源周りに大きな改修が加えられた。

 今回はこれらiPhone Xの「大規模工事」の意味するところを考えてみたい。

iPhone Xの外観
筐体はアルミ合金製だが、周囲の枠はステンレス製と思われる
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無線充電用ワイヤレスチャージャーの位置(左)と拡大(右)
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