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高齢者にやさしいトレーニング装置とは

エーアンドエーシステムの「ステップ・パルサ」に見る

2018/03/20 08:30
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

 少子・高齢化対策は、このところの緊急課題となっている。こうした中で、ロコモティブシンドロームの予防策が求められている。そこに焦点を当てて開発された、受動型のトレーニング装置が登場した。時代の要求に応えた装置とでも言えようか。

「心臓にはあまり負担をかけずに歩く」

 スポーツジムなどのトレーニング機器類は若年者層に向けた機器が多く、主目的といえば、体力増強を意図している。もちろん、その目的のためのトレーニングキットには意味もあり、それぞれの目的もある。例えば、ランニングマシンやエアロバイクもしかり。それゆえに、高齢者などの軽い運動目的には不向きのものもある。

図1 エーアンドエーシステムの「ステップ・パルサ」
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 ここで紹介するエーアンドエーシステムの「ステップ・パルサ」は、対象をより高齢者にシフトした考え方が導入されている(図1)。いわば、「高齢者にもやさしいトレーニングが可能」という特徴を有している。

 元来、心臓病を抱えている高齢者の場合などでは、心臓にはあまり負担をかけず、それでいて下半身の筋力やバランス機能低下をいかに防ぐかが課題となる。そのために米国心臓協会(AHA;American Heart Association)が掲げる標語の一つに、“Heart Walk”というものがある。これは、無理のない範囲で「心臓にはあまり負担をかけずに歩くこと」が健康維持に役立つという意味である。

 我が国でも、高齢者に運動を勧めるには散歩・ウォーキングが適切というわけで、日常でも一般的な健康法として知られている。とはいえ、外出困難者、自立歩行困難者も多い環境下で、ウォーキング相当、あるいはそれより効率を上げるにはどうすればよいのか。

 ステップ・パルサは、同社が東洋大学・順天堂大学・日本工業大学などの協力を得て開発した製品で、まさにロコモティブシンドローム予防を主目的としている。第一の特性は、無負荷でのステップが可能ということ。つまり、室内でもウォーキング同等かそれ以上の効果が得られるという。さらには、左右方向への移動ができることから、バランス感覚の訓練ができ、高齢者や日頃の運動不足を感じている人に向けてのマシンとして期待されている。

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