米本土で38年ぶりの皆既日食

 2017年8月21日 は、米国本土で1979年以来38年ぶりとなる西から東へと横断する皆既日食を見ることができる 。 オレゴン・アイダホ・ワイオミング・ネブラスカ・カンザス・ミズーリ・イリノイ・ケンタッキー・テネシー・ノースカロライナ・ジョージア・サウスカロライナの計14州で月が太陽の前を完全に塞ぐ皆既日食の観測が見込まれている。その時間は約90分。このイベントにより、全米の太陽光発電は一時的に出力減少、または停止するとされている。

 米国エネルギー省・エネルギー情報局(EIA)によると、日食は21GWに及ぶ電力事業用メガソーラー(大規模太陽光発電所)に影響を与えるという。太陽が100%月で塞がれる皆既日食の影響を受けるのは主にオレゴン州で稼働する0.07GW、90%以上の部分食は4.01GW、80%は2.20GW, 70%は3.94GW, 60%は9.79GW, そして50%の部分日食で出力に影響が出るのは1.65GWとなっている(図1)。

図1●2017年8月21日の皆既日食の米国経路地図と事業用メガソーラーの位置とサイズ
(丸の大きさは太陽光発電のサイズ、丸の色は太陽が塞がれる率・例:黒=100%)(出所:Energy Information Administration)
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