日本電機工業会(JEMA:The Japan Electrical Manufacturers’ Association)がまとめた提言書「製造業2030」をシリーズで解説してきた本連載もいよいよ最終回を迎えた。今回は、2016年度に行ったスマートマニュファクチャリング特別委員会(以下、本委員会)の活動の総括と、そこから生まれた新たな提言について紹介する。

<これまでの記事>
「モデル」を持てば、製造業の未来が見えてくる(第1回)
“集合知”に基づいて、ものづくりの将来像を描く(第2回)
新技術・新工法がスマート化への道を切り拓く(第3回)
製造業の機能は、入れ替え可能な“部品”になる(第4回)
改善の横展開にサイバーフィジカルシステムを活用せよ(第5回)

2016年度の活動内容

 前回までの5回にわたり、2030年の製造業を表すFBM(Flexible Business and Manufacturing)というモデルについて解説してきた。2016年度はFBMの具現化と本委員会メンバー間における共通理解を深めるために、次の3つのワーキンググループ(WG)に分かれ、それぞれのテーマについて議論した。

WG1:FBMのアーキテクチャの定義
WG2:制御盤の将来的な製造をテーマにFBMのあり方を検討
WG3:Flexible Businessのユースケースを収集及び整理、製造業のサービス化の検討

 これら3つのWGの活動実績(検討内容)を表現したマップを図1に示す。

図1 FBMの具現化と共通理解を深めるための3つのWG
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