森川 幸人です。今回もゲームに絡めて人工知能(AI)の技術について語っていきたいと思います。

 最近、AI(人工知能)を使った音声アシスタント端末が注目されています。音声アシスタント端末はスマートスピーカーとも呼ばれる新しいタイプの端末で、台所やリビングルームなどに置いておき、話しかけて会話するだけで情報が得られたり、買い物や家電の操作ができる装置です。IoT時代の先取り的ハードと言えます。

音声アシスタント端末の代表格である「Amazon Echo」
出典:米Amazon.com
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 先日開かれたアップルの年次開発者会議「WWDC」では、iPhoneなどに搭載されている音声アシスタント「Siri」を使ったスマートスピーカー「HomePod」が発表されました。米国ではアマゾンの「Amazon Echo」が大人気でグーグルも対抗馬の「Google Home」を出しています。音声アシスタント端末のコア技術の1つがAIを使った自動会話です。ゲームではありませんがLINEボットの「りんな」などを体験すると、AIを使った自動会話がかなりいいレベルまで楽しめるのが分かるはずです。

ゲームと相性がよい自動会話

 ゲームの世界でも比較的古くから自動会話プログラムが使われてきました。今日はそのお話をします。

 自動会話自体はもともとゲームと相性がよい技術です。ゲームにAIを使う場面には、キャラクターの自動会話、行動判断、マップ上のルート検索や、メタAIとよばれるゲームの管理などがあります。自動会話AIはこれらに比べてもいちばん「商売」に結びつきやすいと思います。

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