イラスト:ニシハラダイタロウ
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 言われた通りにするだけではもったいない。と、私は思う。せっかくの開発が消化不良で終わってしまうことがあるかもしれないし、指示されたことの上に自分のアイデアを重ねれば、もっと良い結果になることもあるではないか。

 肝心なのは、言われるだけではなく、自分で考える比率を上げることだ。私はそれを「自考率」と呼び、開発をするならば、この自考率を上げることが大切だと言いたいのである。

 しかし、「言われた通りにしていればそれでいい」と決めている開発者が多いのも事実だ。いや、多いどころか、何も考えずにそのままで済ます方がいいと考えている、自考率ゼロの人がほとんどかもしれない。

 それが悪い、ダメだと言っているのではない。ただ、本当にもったいないと思うし、もっと言えば、言われた通りにしてうまくいかなかったら、それも、もっと良いアイデアがあるのに言わずにそのままにしていたとしたら、もったいないどころか「未必の故意的言われた通り」になってしまうのである。

* 未必の故意:自己の行為で発生するかもしれない不都合に気付きながら、そのまま行為進めること。

 大げさかもしれないが、言われた通りにするばかりでは、このように、未必の故意的なリスクが存在するのである。

 ここで、あえてリスクと言うのには理由がある。最近、こんなことがあった。