日経コミュニケーション2016年5月号pp.62-69の5Gのすべて「ファーウェイのネットワークスライス、インテルの5G試験プラットフォーム」を分割転載した後編です。前編はこちら

日本の5G(第5世代移動通信システム)を推進する5GMF(第5世代モバイル推進フォーラム)のキーパーソンが、日本を含めた世界の動向を、研究開発や標準化、ユースケース、アプリケーションといった様々な観点から解説する「5Gのすべて」。今回は、インテルの取り組みを紹介する。

 5Gの導入は今日のモバイルネットワークからの大きな転換を意味する。ネットワークはよりスマートで、高速かつ効率に優れたものに進化して、様々な“モノ”と接続する全く新しいコンピューティングプラットフォームとなることが求められる。5Gの役割は、コンピューティングとコネクティビティーを融合したシステムレベルのソリューション、つまり、従来は不可能だったキャパシティー、コンピューティング能力、そしてコネクティビティーを実現するエンドツーエンドのシステムを構築することになる。

 5Gは、4Gや3Gのような無線の容量拡大のみを目的としたものではなく、コンピューティング業界がパワーマネジメント、遅延、仮想システムのアーキテクチャー、そしてクラウド処理に関連して実現しようとしているコンピューティング能力そのものが焦点となる。

 インテルは、5Gのために結成されたグローバルなエコシステムの中で、通信事業者や通信業界の要求に応えられる幅広い技術を開発する。インテルの活動はコネクティビティーとコンピューティングのエコシステムに関わるすべての業界団体に及んでおり、また世界中の通信機器ベンダーやサービスプロバイダーの大手企業と協力している。

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