ジン・コンサルティング 代表、生産技術コンサルタント西村 仁氏
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 夏休みは家族連れも多く、日本中が夏休みモードになります。私も東京出張の際に、ふっと思い立って上野の国立科学博物館に行ってきました。目玉の「深海展」は子供たちに大人気で待ち時間の長さに断念したのですが、常設展を楽しんできました。

 この博物館のすごさは展示の素晴らしさだけではなく、各フロアにいる解説員の博識と分かりやすい説明にあると思います。以前、材料系の本を執筆しているときに、多くの文献や論文を調べても分からないことがありました。そのとき、最後の手段でこの博物館に来て解説員に質問したところ、即答で分かりやすく教えてもらって感激したことがあります。

 この時期は小学生もたくさん来館しており、館内はいつもよりも明るく楽しい雰囲気でした。そんな中、解説員の方も積極的に子供たちに話し掛けていました。何気なくその説明を聞いていたのですが、なんと分かりやすいことか。この年齢になって、物事の本質を理解していなかったなと感じると同時に、知識を伝えるスキルの大切さと難しさを改めて感じました。