本連載の第1回では、自動運転やモビリティーサービスの普及に向けた前提条件となる重要な視点として、「交通システムで解決すべき社会課題・ニーズと、各国ごとにその重要度はどのように違うのか」について論じた。今回は交通システムを導入する上で物理的・政策的な制約条件となり得る「都市構造」について、その分類の視点と各国ごとの違いを考察する。

 交通システムを考える上での前提条件のうち、物理的な制約の観点で特に重要なのが、「各国の都市構造がどのようになっているか」という視点である。具体的には、各国がどのような「人口規模(=人口集積地・自治体としての規模)」と「人口密度」の都市の分布によって構成されているかというのが、最適な交通モードを考える上での重要な要素になる。

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