セイコーNPCは、ATカット型振動子で32.768kHz出力を得る水晶発振器用IC「CF5059Hシリーズ」を発売した。一般に、電子機器の時計機能に使われる32.768kHz出力は、音叉型水晶振動子を利用する。この音叉型水晶振動子は、2次の周波数温度特性を持つため、動作温度範囲が広くなればなるほど、周波数温度偏差が大きくなるという問題を抱えていた。例えば、-50~+125℃の動作温度範囲では月差で約15.6分に相当する-360ppmと大きい誤差が発生する。そこで同社は、3次の温度特性を持つATカット型水晶振動子を採用したわけだ。-50~+125℃の動作温度範囲での誤差は、月差で約2.6分に相当する±60ppmに抑えられる。携帯型電子機器や産業用電子機器などに向ける。

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