フィンランドNokia Corp.は,日本市場向けの携帯電話機事業から撤退する。日本市場向けの端末の開発・製造・販売を打ち切る。同社上級副社長のTimo Ihamuotila氏は「経営環境が厳しくなる中で,日本独自の製品展開のために投資を続けていくことはできないと判断した」と説明する。現在販売中の携帯電話機の取り扱いについては,携帯電話事業者と調整中という。ノキア・ジャパンでは,世界市場に向けた研究開発や,ディスプレイ・モジュールやカメラ・モジュールといった部材の日本メーカーからの調達を今後も継続していく。

 また,近く日本国内へも投入予定の高級機種「Vertu」の販売は計画通りに進めるとした。Vertuの販売に関しては,Nokia社がNTTドコモから回線を借りてVertu向けの通信事業を展開するとの報道があったが(日本経済新聞の2008年11月22日の記事),これに関してノキア・ジャパンは「現時点ではコメントできない」とした。


日経マーケット・アクセス(http://ma.nikkeibp.co.jp/)が2008年10月に実施したアンケート調査では,ノキア端末の購入を検討しているのは907人中16人(複数回答)。 (画像のクリックで拡大)