本記事は、日経WinPC2013年2月号に掲載した連載「PC技術興亡史」を再掲したものです。社名や肩書などは掲載時のものです。

 EDO DRAMが短命に終わった最大の理由は、より高速なシンクロナスDRAM(SDRAM)が登場したからだ。信号線の操作から一定のタイミングでデータが出力されるDRAMと異なり、SDRAMは、クロック信号に同期してデータを出力する(図1、2)。

図1 EDO DRAMはクロックが無く、アドレスを指定してから一定のタイミングでデータを読み出す。微妙なタイミングの違いによって、相性問題を生じさせる原因となった。
図2 SDRAMでは、クロック信号に同期してデータを読み書きする。このため「シンクロナス」(同期)という名称が付けられた。RAS #やCAS#などの信号線を組み合わせてコマンドとして使用し、そのコマンドに応じて設定したり、データの読み書き、リフレッシュ動作などを実行する。ただし、アドレスの指定方法などは従来の非同期型DRAMと同様に、rowアドレスとcolumnアドレスを組み合わせる。

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