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手術中の外科医はどう判断し、どう手を動かしているのか

SOLIZEと東京女子医科大が挑む“神の手”の可視化

2014/05/09 00:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 しばしば“神の手”にも例えられる、熟練外科医による精緻を極めた手術手技。それを可能にしているのは、どのような判断や動きなのか。そのノウハウの可視化に挑んでいるのが、金型の設計・製造サービスなどを手掛けるSOLIZE(旧インクス)と、東京女子医科大学 先端工学外科(脳神経外科兼任)教授の村垣善浩氏のグループである。

 SOLIZEが近年力を入れている事業に、製造現場や組織における暗黙知の可視化がある。これを同社は「変革エンジニアリングサービス」と呼ぶ。例えば、熟練の金型職人が製造現場でどのような判断や作業を行っているかを分析し、可視化するといった取り組みを進めてきた。

 一方、東京女子医科大の村垣氏のグループは、脳神経外科の手術中に得られるさまざまな情報を可視化し、治療の質を上げる取り組みに力を入れてきた。手術の進行をカメラで記録したり、その映像や術中の診断画像を手術室と研究室でリアルタイムに共有したりするといった“インテリジェント手術室”の構築を進めている。

 SOLIZEが得意とする「熟練者の判断や作業の可視化」と、東京女子医科大が取り組んできた「手術状況の可視化」。二つのノウハウを融合して両者が取り組んでいるのが、悪性脳腫瘍の手術にかかわる熟練外科医のノウハウの可視化だ。

次ページに示す「皮質マッピング」の分析方法
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