生活の利便性や快適性を高めるとともに、人の場所や状況に合わせてタイムリーに情報を配信し、行動を促す。こうした「未来のあたり前」を、ソーシャル・デバイスを活用しながら実現していこうとしている企業がある。大日本印刷(DNP)だ。生活者がスマートに働き、心地よく暮らせる、「やさしい」未来の街を作る――。これがDNPの目指すところである。

 生活の利便性や快適性を高めるとともに、人の場所や状況に合わせてタイムリーに情報を配信し、行動を促す。こうした「未来のあたり前」を、ソーシャル・デバイスを活用しながら実現していこうとしている企業がある。大日本印刷(DNP)だ。生活者がスマートに働き、心地よく暮らせる、「やさしい」未来の街を作る――。これがDNPの目指すところである。

 社会の課題を解決するソーシャル・デバイス。プレーヤーの多くは、センサーネットワークの構成要素を提供するメーカーや、ITインフラを提供するベンダーである。ただ、DNPはこうした企業とは一線を画する。センサーなどの製品そのものを開発しているわけではないし、大手ITベンダーと比較し多様なITソリューションをそろえているわけでもない。同社が掲げる「未来のあたり前」において、活用するソーシャル・デバイスは、NFC(Near Field Communication)やスマートフォン、デジタルサイネージといったもの。仕組み自体は、それほど目新しものではない。

 同社が重視しているのは、ソーシャル・デバイスそのものではなく、その使い方に関するアイデア。情報への様々な入り口を設け、どのように情報を見せ、どのように人を動かすか。この“コミュニケーション・デザイン”の力こそが、DNPの武器といえる。将来のコミュニケーション・デザインの基盤として、生活者の行動情報やモノのセンシング情報を集めたビッグデータ解析にも注力しようとしている。

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