レジつり銭機に組み込む2つのユニット(硬貨の投入口ユニットと硬貨の選別ユニット、図1)。これらを造るためにグローリーの埼玉工場が川田工業と共同で構築したのが、前回紹介したロボットによる流れセル生産のラインだ。前回は、投入口ユニット向けのラインについて主に説明したが、今回はもう1つの選別ユニット向けラインについて取り上げる。

図1●硬貨の投入口ユニット(左)と硬貨の選別ユニット(右)
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図2●硬貨の選別ユニットをロボットを用いて生産するラインのレイアウト

 選別ユニット向けのラインも投入口ユニット向けラインと同様、ヒト型産業用ロボット「NEXTAGE」(川田工業)によるセルを中心としたものである。違いは、セルが3つ(第1~3工程)と、投入口ユニット向けラインより1つ少ないこと。加えて、従来型の6軸産業ロボットを使ったステーションが第2工程と第3工程の間に設置されていることだ(図2)。多様な作業を実施しなければならないセルでは、ステレオカメラによってロボットの周辺に置かれたさまざまなエンドエフェクタや部品を認識できるNEXTAGEを適用。一方、そうした認識機能のない従来型のロボットは、あらかじめ作業対象の位置や姿勢が分かっている作業に活用している。

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