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話題の「光トポグラフィー」にベンチャー企業が参入(page 3)

2015/03/10 00:00
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

タイムリーな商品化を可能にした秘訣

 スペクトラテックでは、これまで研究目的の機関に向けた同種の機器を提供してきた。ところが、ここにきて精神科領域での要求度が急増している抑うつ症状の診断補助という要求に応えられる臨床機器の開発にも乗り出すことを目標に掲げた。

 大橋氏の話によれば、こうした臨床機器への要望が高まってゆく状況を把握し、ベンチャー企業でも医療機器としての認可を取得して、臨床への貢献を目指した企業理念を打ち出すべきだと決断した。前述の特徴、すなわち本体とセンサーの小型化・高性能化は、必ず臨床現場にも役立つという確信を得たからだ。

 実際に医療機器としての認可をとるため、専門コンサルタントや専門機関などからアドバイスを受けながら、製造業、製造販売業の許可を取得。その後、品目認証取得に向けてのステップを踏んだという。この間、約2年半余りで2015年2月に上記機種の認証取得までこぎ着けた。

 いうなれば、新規参入のモデルケースといえそうだが、タイミング的にも今しかないという時期に販売可能となった。もちろん、そのタイムリーな上市は偶然的な要素も含まれてはいるが、それだけではない周到な事業化計画によるところが大きい。たとえ、小規模のベンチャー企業といえども、やり方次第では優れた商品の開発も可能となるのだ。こうした短期間で認証まで行きつけたという事実は、これからの医療機器産業参入を考えている企業にとっても大いに参考となる事例となり得るだろう。

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