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 シリコン(Si)フォトニクスは、データセンターにおけるデータ流量の増加に関連した市場からの非常に強い引き合いによって、ますます勢いづいてきている。それは、データセンターの電力消費量を可能な限り低く保つことに貢献する。そのため、米Hewlett-Packard(HP)社から米Intel社、そして米Cisco Systems社から中国Huawei Technologies社まで、すべてのインターネット巨大企業と、そのサプライヤーはSiフォトニクスの性能を自社内で高め、そのカギとなる企業や技術を買収し、市場における初の製品を提案している。

 業界における買収と合併は続く。買収は一般的にモジュール/システム・メーカーの下で行われ、その技術ポートフォリオを拡充させる。なぜなら、それは研究開発に投資するよりも素早く結果を出し、また資金も少なくて済むためだ。Yole Developpement (以下Yole)において、私たちはIntel社といった大手企業が、買収と研究開発の両方の手段を用いていることも確認した。一方、その他の数社は、将来のデザインはファウンドリーのサービスを通じて利用可能になるだろうと考え、Siフォトニクスには投資しないという決断を下した。多くのICファウンドリーがSiフォトニクス・ウエハーのファウンドリー・サービスに対して金額を提示し始めていて、これも近い将来、買収機会につながるかもしれない。

光学やCMOS、MEMS、そして3次元積層などが組み合わせ


 2018年は、量的な意味で、ビジネスが本格的に始まる年になるだろう。Yoleは、Siフォトニクス市場に四つの応用分野を予測する。高性能コンピューティング、次世代の光データセンター、通信、そして(センサーや医療、消費者向けを含む)その他の分野だ。実際、Yoleのアナリストたちは、Siフォトニクス機器の市場が2013年の2500万米ドル未満から、2024年には7億ドル以上にまで、年平均成長率38%で拡大すると考えている。2018年には、米Google社や米Facebook社といった大手インターネット企業による新たな光データセンターが市場の成長をもたらすだろう。

 そして、技術に関して言えば、この分野では光学やCMOS、MEMS、そして3次元積層技術などが組み合わされる。そのため、Siフォトニクスは、OSAT(後工程専業メーカー)やMEMS企業、そして半導体メーカーといった異なるタイプの企業にとってのビジネスチャンスとなる。また、それはパッケージングや光学的配置、エレクトロニクス統合といった様々な課題を含んでいる。そして、非常に多くの種類の技術が必要とされ、またそのために、様々なパッケージング/微細加工/製造の手段も必要とされる。

 つまり、MEMSとCMOS、そして3D技術は、光学技術を強化してシリコンに応用するために、今また組み合わされるのだ。このことは、1998年から2001の間に起こった何かを思い出させないだろうか。

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