日本の工作機械産業は,27年間守り続けてきた生産金額世界第一位の座を,2009年に中国に明け渡し,さらにはドイツにも抜かれて第3位となった。これはリーマン・ショックからの回復が遅れたためであり,工作機械の技術,信用が下落したというわけではない。しかしリーマン・ショックを境に世界の状況は大きく変わった。新しい市場の登場,市場の要求の多様化,新興勢力の台頭など,日本の工作機械産業を取り巻く環境はめまぐるしく変化している。ここでは,これから日本の工作機械産業が進むべき道を考える。

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