「農食健、農商工、産学官金連携を推進し、オープンイノベーションによって農業に新しい価値を生み出す」。(AOI機構専務理事兼事務局長の岩城徹雄氏)こうした目標を掲げる静岡県先端農業プロジェクト(AOIプロジェクト)の拠点「AOI-PARC(Agri Open Innovation Practical and Applied Research Center)」が始動した。

同センターには、温度、湿度、光の量・質、CO2濃度を制御することで環境条件を30万通り以上設定できる栽培装置が設置されている。学術・研究機関として、すでに作物の機能性向上技術などを研究する静岡県農林技術研究所次世代栽培センター、ICTを農業に展開する慶應義塾大学SFC研究所AOIラボ、光技術を活用した作物状態の精密計測などを研究する理化学研究所の研究員が入居しており、研究開発やビジネス支援を行う9社・1大学の入居も決まっている。

「AOIプロジェクトは、研究機関や企業が相互に連携することによって、製造業の先端科学技術やICTを農業に応用し、革新的な栽培技術を開発することで農業の生産性を飛躍的に高めることと、それをもとに新しいビジネスを創出することを目指す」と岩城氏は語る。

新たな先端農業拠点AOI-PARC