静岡県の東海電子は、国内の運輸業者約2万社のネットワークを構築している。同社は、運送会社やバス会社、タクシー会社向けにアルコール測定システムを販売する事業を展開。販売したアルコール測定システムのアフターサービスが売上全体の約60%を占める。運輸業者の生命線とも言える安全を担保するアルコール測定システム、およびその信頼性を維持するための保守・点検サービスが、2万社というネットワークを維持できる原動力となっている。
アルコール測定システムは精度が命である。アルコール測定システムの判定結果に基づきドライバーが解雇されることもあり、同社はアルコール測定システムの高い精度およびその維持に力を入れる。

いま運輸業界ではドライバーの健康管理に力を入れている。ドライバーが運転中に意識を失い、バスが暴走し重大事故が発生しているためだ。そのため、同社では運転中のドライバーの脈拍を常に監視し、異常を早期に発見できるようなシステムの開発にも取り組んでいる。「同じようなシステムを多くの企業が開発している。それら企業に対する弊社の強みは、生きた2万社のネットワークを持っていることだ」(東海電子・代表取締役社長 杉本一成氏)。