電線の被覆装置を製造する大宮精機(静岡県富士宮市)は、その技術を生かして高い成長が期待できる医療分野に進出した。大宮精機が製造するのは医療用チューブの押出成形装置やカテーテル・ガイドワイヤーに樹脂をコーティングするための焼成装置などである。

現在、医療分野では、患者の体に対する負担が少ない低侵襲性医療が普及している。低侵襲性医療は手術・検査などに伴う患者の痛みや出血などをできるだけ少なくする治療法である。手術後の回復も早い。低侵襲性医療には医療用チューブやカテーテルが用いられる。

医療分野以外にも、同社が注目している市場がFA分野である。現在、いろいろな工場でAIを活用したロボットによるオートメーションラインの導入が進んでいる。このため「FAケーブル用の被覆装置を作ってほしいとの要求が増えている。一般的にFAケーブルの被覆材はポリ塩化ビニールであるが、今年に入りそれをフッ素樹脂にしてほしいとの要望が増えている。フッ素樹脂は耐腐食性や耐摩耗性、耐熱性に優れている」(同社)。

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