コニカミノルタ株式会社のカセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR fine(エアロディーアール ファイン)」に、イーソルのマルチコプロセッサ対応TRONベースリアルタイムOS「eT-Kernel MCE(Multi-Core Edition)」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用されました。可搬性を重視したケーブルレス構造のAeroDR fineの長時間運用を可能にする低消費電力の実現に貢献しました。

AeroDR fineは、X線画像データ送信が無線で行えるワイヤレスタイプの可搬型DR(Digital Radiography)として世界最高レベルの解像度を持つ、カセッテ型デジタルX線撮影装置「AeroDR」シリーズのフラッグシップモデルです。ハードユースに耐えうる耐荷重性・耐落下性に加え、防水設計により優れた耐環境性能を実現しています。軽量で操作性が高いことから、放射線科撮影室だけでなく、病棟回診、ICU、手術室、救急医療、災害現場など様々な場面での利用が拡大しています。

今回AeroDR fineに採用されたのは、eT-Kernel MCE、TCP/IPプロトコルスタックおよび開発環境「eBinder」です。eT-Kernel MCEは、独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、ひとつのシステム/OS上で、高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットの両方を実現できます。TCP/IPプロトコルスタックは、組込みシステム向けにチューニングされた高速なTCP/IPプロトコルスタックです。BSDソケット・インターフェースを提供しておりLinuxをはじめとするUNIX系OSのソフトウェア資産を有効に活用でき、セキュリティやルーティング用途をはじめとする豊富なプロトコルを用意しています。ソフトウェア開発には、eT-Kernel MCEと緊密に統合され、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析を強力に支援する様々なツールを提供するeBinderが使われています。

イーソルのリアルタイムOS製品の開発プロセスは、医療機器用ソフトウェアの開発と保守に関する安全規格「IEC 62304:2006 Medical device software-Software life cycle processes」に準拠していることが認証されています。またeT-Kernelは、機能安全規格 ISO 26262(自動車)およびIEC 61508(産業機器)ともに最高の安全度水準(ASIL D、SIL 4)のプロダクト認証を取得しています。

<補足資料>
▽ eT-Kernel MCE詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel_multicore-edition.html
▽ イーソル ホームページ:https://www.esol.co.jp/

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