ピッツバーグ、2017年11月15日 ― エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの世界的リーダーであり常に革新をもたらしているANSYS(NASDAQ:ANSS)は、付加製造技術(AM:Additive Manufacturing)のエンジニアリングシミュレーション開発で先頭を走る3DSIM社を買収したことを、本日発表しました。この3DSIM社の買収により、ANSYSは産業分野における付加製造技術の唯一完全なシミュレーションワークフローを持つことになります。この買収の契約条件は開示されていません。

付加製造技術は、エンジニアリング分野で急速に普及しつつあります。これは、製造業のこれまでのあり方を大きく変革しうる技術ですが、それにはまだ多くの障害が立ちはだかっています。特に、金属の造形には困難が伴います。金属の造形では、各用途に合わせて金属の密度を最適化するためにレーザーを用いることが多いのですが、このレーザーにより予期せぬ方法で金属が溶融して、製品に欠陥が生じることがあります。さらに、急速な加熱や冷却により応力が発生して、製品を変形させてしまうこともあります。ANSYSと3DSIM社のシミュレーションを組み合わせたソリューションは、これらのリスクを低減し、より強くより軽い部品の製造を可能にするでしょう。

米国ユタ州のPark Cityに本社を置く3DSIM社は、金属の付加製造技術に有用なシミュレーションソフトウェアを開発しています。3DSIM社のソフトウェアツールを用いて、メーカー、設計者、材料科学者およびエンジニアは、物理的な試行錯誤を行うことなしに、革新的なシミュレーション主導の設計により、目的を達成することができます。3DSIM社のお客様には、航空宇宙、自動車関連のOEM、部品メーカー、金属付加製造装置のメーカーや先端の研究所等が含まれています。

3DSIM社の製品には、付加製造技術を用いた部品の装置オペレータと設計者のために開発された使いやすいツールであるexaSIMがあります。exaSIMの比類ない予測機能によって、残留応力、ゆがみ、製造不良を突き止め、対策することで、ユーザーは、物理的試験を行うことなく、部品の公差を守り、製造不良を回避できます。もう1つの製品であるFLEXは、エンジニア、解析者や研究者が、特定の付加製造装置と材料の組み合わせに対して最適なプロセスパラメータを調整することを可能にします。これにより、部品の構造健全性を最高水準に高め、部品を製造する前にその微細構造や特性を知ることができます。

「付加製造技術は、企業が製品を市場に投入するまでの方法を変えつつあり、3DSIM社は革新的なソリューションにより、その動きをリードしています。exaSIMとFLEXをANSYSのWorkbenchプラットフォームに組み込むことにより、当社は、お客様に付加製造技術の唯一完全なシミュレーションワークフローを提供できます。このことは、産業界全体でお客様のイノベーションを促進し、製品の市場投入までの時間を短縮し、製造コストを削減するでしょう。」(ANSYS副社長兼ジェネラルマネージャー、Shane Emswiler)

「当社は、この度、ANSYSファミリーの一員になれることを非常に嬉しく思います。ANSYSは、約50年にわたり、お客様がその製品に対して確実に約束を果たせるように支援してきました。3DSIMの先進的な付加製造技術とANSYSのエンジニアリングシミュレーションソリューションを統合することにより、当社のお客様だけではなく、産業界全体にとっても有益な結果が生まれると期待しています。」(3DSIM社CEO、Brent Stucker氏)

▼記事参照元は『この PR News の情報をもっと見る』をクリック!